上弦の月が大変明るく、ワッチの時に楽しみにしている星空もあまりよく見ることができなかった昨夜。機帆走だし、とにかくボーっと考えていました。
ふと、昨日あった出来事を思い出し・・・。
プロペラに漁網がかかったらどうするか?という問いには答えられる人は多そうですが、原因究明、そして迅速な解決をするにはどうやったらよいか、については、対処できる人の数はぐっと少なくなりそうです。
正直なところ、今回の回航でとても印象的なのは、私の人生の先輩方がすべて、何かの問題にあたった時、対処と始末をきちんとつけられることです。
事前にきちんと計画を立て、戦略的に物事を進めようとするプロジェクト的な方法は、最近の自分の仕事やプライベートでも多用している方法です。こういう方法が身につくと、自分の思っていた以上のことが実現できることを実感しています。
日本には、職人というカテゴリーがあります。ドイツのマイスターとも、アメリカのスペシャリストやエキスパートとも少し違う感じがします。
プロジェクトマネージメント的な方法で物事を進めるのはとても気持ちいいものです。しかし、一歩何か問題点をおざなりにしてしまったり、実際に物事を進めるときのシミュレーションが甘いと、途端に機能しなくなってしまいます。
人の含蓄とは、トラブルシューティングにあり。そんな言葉が、月明かりとともに頭に浮かびました。
多分、今の若者達には一番かけているのがこの
返信削除ProblemSolution能力だろうね。 ヨットの回航というのは
そういうことの連続じゃないかな。
限られた道具を使って、先に進むための最適な方法を見つける。 とっても楽しんでいるようで安心です。
そうですね。回航は、旅だということが痛切に感じられます。わざとトラブルに入るというわけではありませんが、旅の途中のささいな課題に対処することで、次のステップが見えることに、久々の感動を覚えました。
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